11鍋:ハゲタカのえじき

 

 

デザイナー:Alex Randolph
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:20分
勝利条件:獲得した得点カードの合計点が高い人の勝ち

 

ゲーム概要:各プレイヤーは手持ちのカードを出し合いネズミカードを獲得します。ハゲタカカードはマイナス点なので出来れば獲得したくありません。15ラウンド終了後、獲得したカードの合計点が高い人の勝利です。

 

ゲーム説明:巨匠アレックスランドルフ作の超簡単なバッティング系カードゲームです。15枚のカードを1ラウンドに1枚使用して得点カードを獲得します。それを15ラウンド行います。ね、超ルール簡単です。それなのに、考えどころもあり、盛り上がりどころもあり、初心者キラーの1作だと思います。唯一の弱点は少人数だとバッティングが減るので楽しさが半減してしまうところでしょうか。出来れば4~5人で遊びたいですね。
※このハゲタカのえじきは旧デザインです。個人的にこのデザインが好きで使ってます♪

 

 

各プレイヤーが色を選んで15枚のカードを受け取ります。

 

 

1から15までのの15枚です。どの色も同じ構成です。

 

 

こちらが1ラウンドに1枚ずつ取り合う得点カードです。
ネズミカードはプラスのカード、ハゲタカカードはマイナスのカードです。

 

 

得点カードは山札にします。

 

 

山札から1枚めくってラウンドを開始します。
このラウンドはこのカードを取りあいます。

 

 

例えば5人でプレイするとして、自分のカードから1枚選択して伏せて出します。
ネズミカードは1番大きいカードを出したプレイヤーが獲得します。

 

 

オープン!
このラウンドは青プレイヤーの勝利です。

 

 

青プレイヤーが獲得しました。
このラウンドで使用した数字カードは使い捨てです。
獲得した得点カードと数字カードは伏せて手元に置いておきます。

 

 

では次のケース。ハゲタカカードが出ました。
ハゲタカカードは1番低い数字を出したプレイヤーが引き取らなければなりません。

 

 

オープン♪
赤プレイヤーが1番低い数字を出したので引き取ることになります。

 

 

いらねー。ってなります。
獲得してしまったハゲタカカードは、ネズミカード同様手元に伏せた状態で置いておきます。

 

 

では次のケース。
今回はネズミカードの取り合いで、こんな感じになりました。
14が2枚、15が2枚と、それぞれがバッティングしています。

 

 

バッティングしてしまった数字カードは完全に無効となります。
なので、このケースだと14と15が両方無効となってしまったので、何と12を出した黄プレイヤーが獲得する事になります。ラッキー!

 

 

ハゲタカカードの時もバッティングルールは同じです。
なのでこの悲惨なケースの場合、、、

 

 

そうです!高い数字を出していたにもかかわらず、紫プレイヤーが引き取る事になります。

 

 

その他にもちょいと細かいルールがあるんですが、模擬プレイをしながら説明しますね。
私は青を担当します♪

 

 

手に持つにしても、カードスタンドを使用するにしても、数字はバラバラに持った方が良いです。
綺麗に並べると他プレイヤーにばれますw

 

 

ラウンド1

ネズミカードの5が出ました。

 

 

1枚ずつ伏せて出します。

 

 

やりました。12でゲット♪

 

 

獲得した得点カードと使用した数字カードは手元に伏せた状態で置きます。
なので、誰がどのカードを覚えておく必要があります。

 

 

ラウンド2

早くも最高得点のカードが!

 

 

全員15が残っている状態ですが、裏をかいて15で勝負だぜ!

 

 

出揃いました。

 

 

あー!くそー!黄色めー!
バッティングしたので14を出した紫プレイヤーがゲットです。

 

 

ラウンド3

またもや高得点のネズミカードが出ました。

 

 

全然わからないなぁ。とりあえず13でいいか。

 

 

いざ勝負。

 

 

おっ!
全員バッティングとなりました。
この場合、このラウンドの勝者はいません。

 

 

引き分けに終わったラウンドの得点カードはそのまま場に残します。
そして、各プレイヤーが使用した数字カードは使用したものとして、手元に伏せた状態で捨て札とします。

 

 

ラウンド4

引き分けになったラウンド3で出た8のカードに重ねてラウンド4の得点カードを置きます。
下のカードはおまけとなり、ラウンド4の勝者が2枚を獲得します。

 

 

この勝負は勝ちたいなぁ。
さて何を出すか。
まだ15を残してるプレイヤーもいるから14で勝負したら犬死の可能性もある。

 

 

の裏をかいて、強気の14勝負だぜ!

 

 

この勝負は大きいよー。どきどき。

 

 

おお!!勝った!
てか黄プレイヤーは勝負降りてるしw

 

 

このバッティングは悔しいよね♪

 

 

高得点頂きましたー!

 

 

 

ラウンド5

マイナス点となるハゲタカカードが出ました。
これは小さい数字を出してしまったプレイヤーが引き取ります。

 

 

マイナス3ってまぁまぁでかいからな。
とりあえず9あたり出してみるか。
大きい数字のカードはネズミカードの勝負に取っておきたいからね。

 

 

せーの

 

 

あ、バッティングしやがった!

 

 

ハゲタカカードにおいても、バッティングしたら無効です。この場合の無効は幸運です。
俺より小さい数字を出した2人がバッティングしてしまったので、

 

 

次に低い数字の俺が引き取る事に!(泣)

 

 

獲得してしまったハゲタカカードも、ネズミカード同様手元に伏せた状態で置きます。

 

 

 

ラウンド6

続けてハゲタカカードが出ました。

 

 

流石に小さすぎるカードは出せないので8で勝負!

 

 

もうハゲタカカードはいらない!

 

 

お!
仕組まれたかのような完全バッティングw

 

 

ラウンド7

ラウンド4と同じようにカードを重ねて置きます。
今回は前ラウンドとは異なるネズミカードが出ました。
この場合、判定はネズミカードに対するカードで行われるので、最も大きい数字カードを出したプレイヤーが2枚を獲得します。
でもよく考えてみて下さい。
ハゲタカカードはマイナス2点、ネズミカードはプラス1点。
獲得した場合、差し引きでマイナスになります。

 

 

うーん、どうしようか。
現在の手持ちはこれ。

 

 

よく分かんなくなってきたなw
とりあえずどうせマイナス1点だし、勝負する時の為により大きいカードを残しておきたいので、ここは引き取っておいて弱小の1を消費しておこうかな。
このページを見ている玄人達から失笑されそうな愚策でしょうかw

 

 

では引き取らせて頂きます。

 

 

なにー!愚策が他にも!w

 

 

黄プレイヤーおめでとうw

 

 

では後半戦のラウンド8

なかなか高得点の6

 

 

そろそろ他プレイヤーが消費したカードを忘れてきた・・・。

 

 

もっと得点の高いネズミカードが残っているので7で勝負。

 

 

ドン!
つよ!黄プレイヤーの怒り爆発ですw
普通に負けました。

 

 

ラウンド9

マイナス4かぁ。大きいな。

 

 

仕方ない。こいつで回避するか。

 

 

バン!
何とか回避。

 

 

 

ラウンド10

出たな。最恐カード。

 

 

このカードは絶対欲しくないので、かといって11も使いたくない。
どうしようかな。

 

 

だがしかし!
ここは出さざるを得ない!

 

 

バーン!
あぶねぇ!!!!!
黄色・・w

 

 

 

ラウンド11

突然の平和カードw

 

 

現在の手持ちです。

 

 

ここの勝負は捨てて2を消費します。

 

 

ん?
みんな勝負捨ててきたのかな。
ということはそれぞれが出したカードが最弱カードなのか!?

 

 

ラウンド12

最後のハゲタカカードかな?

 

 

さほど影響無さそうだけど、とりあえず4で勝負。

 

 

お、バッティングだけど、そもそも負けてたねw

 

 

ラウンド13

この終盤で7出たー。

 

 

カード弱いなぁw
カウンティングをしっかりしていないとこういう目に合うのかなw

 

 

当然6で勝負!

 

 

強い!!
まだ2ケタのカード持ってたのか!

 

 

ラウンド14

なにぃー!
まだ9出てなかったっけー?

 

 

この2枚しかない・・・。

 

 

5で勝負します。
他もカツカツであってくれー!

 

 

おおう!
まさかのバッティング!
緑プレイヤーはカウンティング出来てなかったなw
人のこと言えないけど。

 

 

ラウンド15(最終)

最終ラウンドは高得点勝負となりました。
これは勝負を左右しかねない得点だなぁ。

 

 

この貧弱なカードw
最終局面のこの場面で3かぁ。不安しかないw

 

 

最後の勝負!

 

 

えい!
って、うおおおお!
まさかのゲット!!!

ちなみに、もし最終ラウンドでバッティングしてしまい、誰も獲得できなかった場合は、獲得者無しで終了となります。

 

 

これは大きいなぁ♪

 

 

15ラウンド終了したところで、得点カードの合計点を確認します。
1番得点を獲得した人の勝利です♪
ヤラセ感満載でしたが、わたくしのぶっちぎり勝利です(笑)

 

 

このゲームの素晴らしいと思うところは、ルールが簡単なのに戦略的な遊び方を楽しめ、しかもカウンティングの精度によって有利に進められるところだと思います。
本当にルールが簡単なので、子供とも余裕で遊べますし、カウンティングなんかは脳の体操にもなります。
まさに初心者キラーという位置付けだと思っております。
アレックスランドルフ氏、改めて恐るべしです♪

 

 

ごちそうさまでした。(๑´ڡ`๑)

 

2020年07月26日